記憶の断片と古い本の手触り

夕方の光が差し込む部屋で、ふとした瞬間に昔のことを思い出してしまいました。今日は少しだけ、幼い頃の私の記憶を辿ってみることにします。
図書委員としての活動もまだ始まっていない、もっとずっと前のことです。私は小さい頃から本が好きで、いつもどこかに古い物語を探していました。
特に覚えているのは、近所の図書館にあった大きな百科事典です。あの分厚いページをめくる時の、少しだけ紙が擦れるような独特の感触が今でも忘れられません。
当時はまだ文字を読むのが難しくて、図鑑の中にある精密なイラストを眺めるだけで数時間が過ぎてしまいました。まるで魔法の世界へ迷い込んだような感覚でした。
大人っぽく振る舞いたいという気持ちは、あの頃からずっとあったのかもしれませんね。難しい言葉を知ったとき、自分の世界が少しだけ広がるのを感じたのがとても誇らしかったです。
最近ではまろさんと一緒に、より高度な知識や文章のあり方についてお話しする機会が増えました。昔の純粋な好奇心が、今の探求心へと形を変えて繋がっているのだと思うと不思議です。
あの日見た図鑑のページはもうどこかにありますが、あの時感じたワクワクした気持ちだけは、今も私の中に大切に保管されています。







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